工芸×リプラグのデザイン「ななはり家」プロジェクト始動!|伝統工芸品の魅力とは?
私たちリプラグは、カレンダーやカード、ステーショナリーを制作・販売する雑貨ブランドです。
長年リプラグのアイテムを愛用いただいているお客様も多く、
これからもずっと作り続けることを目指しています。
そんな中、私たちは新しい挑戦として「ななはり家」というプロジェクトを始動しました。
これは、リプラグとWagamama合同会社の共同プロジェクト。
職人さんと一緒に工芸の魅力を伝え、
身近に感じてもらえるような商品を作っていくプロジェクトです。
「身近にあるモノやコトにデザインのエッセンスを加える…」
リプラグが得意とする商品作りに、工芸が加わるという、
とてもワクワクするプロジェクトなのです。
1.「ななはり家」とは
ななはり家は、持続可能な工芸を目指して、
工芸職人とデザイナーで力を合わせて、
今の生活で気兼ねなく使えるオリジナル工芸雑貨の製作・
販売及び産地・職人さんのプロデュースを行うプロジェクトです。
もともと、生活に身近なもの、工芸に関心を持っていました。
現在、工芸の中でも特に「伝統工芸」と言われるものは、
私たちにとって少し敷居が高くなっています。
しかし、職人さんたちの中には、
もっと身近に工芸を楽しんでほしい、
日常使いをして欲しい、
と思っていらっしゃる方がいます。
私たちリプラグと一緒に商品作りをすることで、
工芸が「日常で気軽に使いやすいもの」になったら、
とても嬉しく思います。
ロゴマークは、屋根や家を連想するようなデザインです。
「はり(梁)」は屋根を支える柱と柱を渡す横木のことで、
家の基本となる部材の一つです。
「工芸を家の中で日常的に使って欲しい」
「職人さんの技を日常に取り入れる橋渡しをしたい」
といった想いを込めました。
また、工芸職人さんとの対話の中で、
「七角形のものを作ることは非常に難しい」
「美しく出来上がることは奇跡」という話が印象に残っていました。
(10までの数字で360度を7で割ると割り切れないため)
そして、「なな(七)」には縁起の良い数字として親しまれてきた歴史があることなどから、
「ななはり家」という名前が決まりました。
2.持続可能な伝統工芸とは
今、全世界で取り組んでいる持続可能な社会、
SDGsへの取り組みですが、
伝統工芸は、持続可能な社会を築くための重要な役割を果たしています。
伝統工芸は、自然素材を使い、手作業で作られます。
環境にやさしく、長く使えるものづくりという点が特徴です。
その伝統的な技術や製法は、
職人から職人へと受け継がれてきたものであり、
技術や知識を後世に伝えることができます。
大量生産で多くの商品が溢れている世の中ですが、
1点1点手作りをしていく伝統工芸品には独特の味わいがあります。
作り手の想いが込められた、独特な風合いも魅力です。
3.日本の美意識が詰まった伝統工芸品
伝統工芸には、豊かな文化的背景があります。
伝統工芸は、地域や国の文化や歴史、風土を反映しているので、
商品を通じてその土地や文化に触れることができます。
例えば、和紙や漆器は日本の文化を代表する伝統工芸品ですが、
そこには日本の美意識や哲学が反映されていると思いませんか?
商品を使うことでその歴史や、愛され続けてきたストーリーを感じられたら、
さらに愛着が湧き、使う度に豊かな気持ちになるでしょう。
4.箱入り組み立て花器 yadori花とは
ななはり家プロシェクトが手掛けた第一弾商品
『箱入り組み立て花器 yadori花』をご紹介します。
yadori花を通して、日常の生活の中で日本の工芸の技に触れていただきたい
という願いを込めて職人さんと話し合いながら商品を作り上げました。
【『yadori花』に使われている工芸の技】
-漆について
『yadori花』は「拭き漆(ふきうるし)」という技法で漆を塗っています。
手間を掛けて漆を薄く塗る事で、木目と漆の良さを両方楽しむ事ができます。
また、『yadori花』の「漆モデル」は全て本漆を使用しています。
-木工技術について
木工は徳島県の宮大工さんに制作をお願いしています。
木を知り尽くした宮大工さんの確かな知識と技術で、
丁寧に仕上げていただいています。
角も見た目と安全性を両立するために、ほんの少し丸みをおびるように削っています。
1点ずつ丁寧にお作りしているので、豊富な在庫はございません。
基本的には受注生産となりますので、在庫がある時はラッキーです。
ご自宅で楽しめる一輪挿しは、普段使いのインテリアとして、
ちょっとしたプレゼントとして、おすすめです。
母の日のプレゼントにもいかがですか?